「鼻かめた」 にんまり笑う その顔に うっすら光る 白い跡あり
~毎日新聞 “ながさき短歌”より~
大越 佐保子
今までできなかったことが、できるようになったこどもの誇らし気な様子が
目に浮かびますね。
こどもにとって“鼻をかむ”というのは、案外難しいことです。出たのを拭き
とることはできても、「フンッ」と勢いよくかむのは、とても難しい。ティッシュを
あてがって「フンってやってごらん」と促すと、「ふん」と口で言われたりして、
思わず苦笑いをしてしまうことがあります。「お耳が痛くならいように、右と左を
順番に押えてね」などと言われると、こどもは余計に混乱してしまいますよね。
今日はうまくできたぞ。「鼻、かめた!」と先生にアピールしてみましたが、
どうもほっぺの方にぬぐってしまったようで・・・。でも、一歩前進です。ガンバレ!!
大越先生がバスの中での出来事を詠いました。 (古川典子)