病院ごっこに熱が千度の患者きて「大熱病です」と医師は言いたり
古川 典子
年長の女児2人が、病院ごっこをして遊んでいました。
医「どうしましたか?」 患「熱があるんです」
医「何度ですか?」 患「千度あるんです」
医「ああそれは、大熱病ですね」 患「・・・・・」
医「お薬と注射とどちらにしますか?」 患「注射は嫌いです」
医「ではお薬を出しましょう」 患「ありがとうございます」
私は口をはさまず、単なる傍観者でしたが、心の中では「え~っ千度!!そうか
こどもにとって『ものすご~く』は千なんだ」とか、「大熱病ね、聞いたことないけど
的確な診断。彼女は名医かも」とか、「え~嫌いだったら注射しなくてもいいの?
こどもが欲しい選択肢だろうな」とか、笑いをこらえながら、大いに楽しませても
らいました。
年長児ともなると、社会性が育ち語彙も増え、お互いにイメージを共有しながら、
ごっこ遊びが出来るのですね。
とても仲良しの2人でしたが、別々の小学校に入学して1ヶ月。もう新しいお友達が
できたでしょうか?